巡航ミサイル
巡航ミサイルの意味がわかりません。
その名の通り巡航するミサイルです。
射程が千キロ以上あったりする。
通常弾頭じゃ値段の割には効果がイマイチなきがする・・・
巡航ミサイルという言葉は弾道ミサイルと対になります。つまりロケットなりなんなりで
初期加速し、あとは慣性(とわずかな針路修正)で目的地まで到達するのが弾道ミサイル。
大半は慣性で弾道軌道を描くゆえの言葉です。
対するに巡航ミサイルは動力を使用し続けて(つまり巡航して)目的に到達する点が
大きく違います。このため、長距離を飛行するには、揚力を得るための翼、効率的に
動力を得るための吸気エンジン、大気中で針路を維持するための航法装置などが
必要となり、結果として現在のような形になります。
動力を使用しないが、翼などで揚力を得、目的地まで誘導飛行を行う爆弾は
誘導滑空爆弾、あるいは滑空ミサイルといわれ、巡航ミサイルと区別されます。
滑空といっても高度によって20kmから60km以上の射程を持ち、今後、普及して
いく兵器です。JSOWがその代表です。
トマホーク、海上や南極の雪原みたいな所の目標を狙う場合、命中精度は多少落ちるのでしょうか?
問題なしよ。ピンポイント。天候とかの条件さえ合えばね。
当然、猛吹雪時はつかえないよ・・
トマホークは1発いくらくらいですか?
FASよりコピペ。
500,000ドル- 現在の生産単位原価
$1、4000,000、平均単位原価(TY$)
$11,210,000,000-完全なプログラム・コスト(TY$)
海上自衛隊内部には対艦トマホークを装備すべしという意見はないの?
自衛からはずれるとの意見があり対地目的の艦載長射程ミサイルは保有できません
対空用の中SAMスタンダードが対地攻撃も出来るそうですが訓練はしてないと思う
戦闘状態では相手の領土内の軍事施設は破壊してもよいらしいが
空自の特攻か海自の艦砲射撃しか出来ないでしょう。
対地トマホークが政治的に無理なのはわかるけど、対艦用はどうなの?
漏れには対地攻撃型とおなじシルエットってだけでも「政治的に」まずいと読めたよ
それとも「相手より足の長い武器は専守防衛の観点からよろしくない」かな?
なぜハイテク日本は、自前のトマホークを開発しないのでしょうか?
日本と言う国では
実用性云々より世論が優先されるんですよ。
C-1の微妙な航続力とかF-4の空中給油口をはずしたりとか。
ロシアのクラブ巡航(?)ミサイルというのはどの程度の性能があるのでしょうか?
正式名称3M54のことで良いのかな?
3M54Eと3M54E1の二つのバージョンがあって、E1は中国とインドに輸出されています。
艦艇、潜水艦、Su-34、地上車両から発射できるもので、直径53.3cm、全長が8.22mまたは6.2mです。
発射重量はEが2,300kg、E1は1,780kgで、射程はおのおの220kmと300kmになっています。
誘導装置はロシア版GPSのGLONASSとパッシブと、アクティブのレーダーシーカーを持っています。
このシーカーは3M55と共用です。
コンセプトはトマホークに類似しており、艦船ではVLSから、潜水艦では魚雷発射管から、航空機から、
陸上のキャニスターから発射され、10~15mを飛び、接近攻撃あるいは航空を飛んで急降下というモードを持っています。
なお、Club自体はミサイルシステムのことです。
64式対戦車有線誘導弾は光らないんですか?
お尻りが光ってないとミサイルがどこにいるか分からないよ。
MaCLOS(主導照準線追従)式のいわゆる「第一世代型」対戦車ミサイルは
お尻に発光装置があります。が、64式と言うぐらいだから古いミサイルには違いない。
現代のミサイルがみな自立誘導式と言うことはなくて指令誘導式のミサイルもある。
ミサイルの位置検出用に、ミサイルのお尻になにか目印つけているものもあるが、
それはレーザーだったり赤外線だったり電波だったりする。
巡航ミサイルにはIFFが搭載されているのですか?
IFFが必要になるようなシステムで必要になるような目標を狙うことはまずないので
基本的にはない。
ただ、GPSを利用しているものは「この座標には絶対に着弾しない」ようなリミッター
は当然あると考えられるし、艦船を目標に出来る巡航ミサイルならIFFも装備されて
いると考えられる。
88式地対艦誘導弾って巡航ミサイルなんですか?
- 地形追随飛行能力がある
- ターボジェットエンジンによる巡航飛行が可能
であることから「巡航ミサイル」に分類しても間違いではない。
基本的には巡航ミサイルに分類されます。
しかし、射程が短く終末誘導にARHを使用しているのでトマホーク
のように内陸部の敵を叩くといった使い方は現状ではできません。
アメリカ軍は、戦争が始まると、お約束のように最初はまずトマホークを使うのはなぜでしょうか?
兵士の戦死者数が政治に影響するから。射程の長いものから使うのは各国共通
正確には最初ではない。公開出来る範囲では最初の方に見えるだけで、実は中盤に近い。
(自衛隊板初質スレ106:ローレディ ◆5xsookHc2o)
戦闘機でも落とせる巡航ミサイルが何故、先制攻撃に効果的な手段に成り得たのでしょうか?
巡航ミサイルの中でも、トマホークは低空を飛行するため発見しにくく、
第一撃からすべてを迎撃するのは難しいです。
自衛隊の場合も、移動式レーダーやAWACS・AEW等で、レーダーサイトが破壊された穴埋めをする計画のようです。
やはり先制攻撃を防御しきるのは無理があるようです。
あとは米軍の運用の恐ろしさです。
先制攻撃は複数のトマホークのみでなく、F-117などのステルス攻撃機が投入されます。
同時並行的に敵の指揮・命令・通信系統を攻撃し、敵に立ち直る時間を与えず、情報を与えず、効果的な対処をさせません。
このような戦い方を「麻痺戦」といいます。
核搭載型のトマホークミサイルはなぜ退役してしまったのですか?
米ソの核軍縮でおたがいの海洋配備核兵器を陸上に引き上げた。
核兵器その物がもう実質的に使用できないからです。
また核抑止力もICBM、B-52、SLBMで十分以上であり、わざわざトマホークに高価で、
整備や維持にも多額の費用がかかる核兵器を搭載しておく必要がなくなったからです。
アメリカがVLS発射型の超音速巡航ミサイルを開発していたと思うのですが、何で中止になったんですか?
Joint SuperSonic Cruise Missile (JSSCM)の事だと思います。